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サーチコイル型金属探知機の機能-地表調節
また、機種により若干の性能差がございますが、以下の機種に備えられている基本的な地表調節機能に限定してご紹介します。
地表調節を機能させるには
ギャレットのサーチコイル型金属探知機は、通常土中などに混ざっているミネラル成分は検知から除去はされます。しかし、ミネラル成分の多い土などの上では、常時反応音がする場合があります。
この時、「GND BAL」のボタンを押しながら、サーチコイルを数cm上下させると次第に音が消えていきます。
音がほぼ消えれば地表調節が機能し、これらの強いミネラル成分の検知を極力抑えた上で、金属物を探すことができます。
表示される数値と土質の相関関係
地表調節機能は、通常0~99の100段階であり、液晶画面をもつ機種についてはその数値が表示されます。
AT PRO インターナショナルにおける数値とミネラル成分の対比表は以下の通りです。
0~20 | 塩水のような導電率が高く、鉄ではない鉱物 |
20~60 | おそらく鉄の物体 |
60~80 | 適度なミネラル分を持つ土(赤色粘土、褐色粘土、鉄を持つ粘土鉱物など) |
80~99 | 鉄成分が非常に多く混じっている地面 (磁鉄鋼、酸化第1鉄鉱物、黒い砂浜、ミネラル分の多い岩、テラコッタなど) |
機種により、マニュアル上の相関関係は異なりますが、おおむね数値が高ければ高いほど、鉄成分も高くなります。