ホーム ≫ 医療機器を所持されておられる方への金属探知機の運用 ≫
医療機器を所持されておられる方への金属探知機の運用
金属探知機と電磁波について
ただ、その中には、周辺にある他の機器に影響を及ぼす電磁波も存在します。
特に心臓ペースメーカーや植え込み式除細動器(IDC)などの医療機器において、その電磁波の影響を受けて誤作動を起こすことは望ましくありません。
金属探知機も例外ではなく、金属物を検知する過程で電磁波が発生します。
そして、金属探知機は発する電磁波により検知を行うため、他の電化製品に比べより多くの電磁波が人体に接触してしまうという感覚にとらわれると私たちは考えています。
金属探知機を使用した警備
しかし、入場者の方を全てボディーチェックで検知を行うとなると、非効率ではあります。
理由として
- 入場者の方にとって、身体に触れられること自体に抵抗を感じることが多い
- 一人当たりの検知に多大な時間を要する
- 危険物の場合、触れることにより怪我をする場合がある
そのため、ボディーチェックを行わずとも金属物所持の有無を効率よく確認することができるツールとして、金属探知機を使用して金属物を検知する警備が広く行われています。
ギャレットの金属探知機では
弊社ギャレットジャパンが取り扱っているギャレットの金属探知機は、ゲート型、ハンディー型ともに、米国および国際基準を満たす日常環境で発生するものと類似させた電磁波しか発生させていません。そのためか、現在において医療機器、妊婦、記録メディア、または磁気テープに何らかの悪影響を与える可能性がある情報は得られていません。
これらの金属探知機の安全性は、製品の安全性を確保する手段として、医療機器メーカーとの協力や米国食品医薬品局やカナダ保健省などの機関との連絡やさまざまな研究を行うといったメーカーサイドの努力などの賜物でもあります。
特にゲート型金属探知機のPD6500iは、欧米において設定されている様々な規約や基準などをクリアしています。これらをクリアすることにより、その地域における空港で使用することが認められています。
ペースメーカーなどの医療機器の所持者に対する検知手順例
とはいえ、金属探知機等から発せられる電磁波が心臓ペースメーカー、植え込み式除細動器(IDC)などの医療機器に与える影響が全くないとは言い切ることができない以上、金属探知機を使用した入場者チェックを行う際に- ペースメーカー等医療機器を利用されている入場者の方がこれらを使用した検知を希望しない
- 施設、イベント等の運営や管理責任者の方が医療機器の異常を事前に回避したい
その検知手順の一例として、
- 証明書の提示を申出
その入場者の方に心臓ペースメーカーや埋め込み式除細動器などを所持している証明(例:処方箋の写し、診断書、身体障害者手帳、ペースメーカー手帳など)を提示していただきます。
- 金属物の有無を確認
ボディーチェックなど金属探知機での検知とは異なる他の検知方法で入場者が金属物を所持しているか否かを確認して下さい。
事前に責任者、管理者の方々と協議の上、計画や手順を確立させることをお奨めします。
ゲート型金属探知機等のレンタルと警備、オペレーションまで
これらを円滑に遂行するためには、事前に計画をして運用する必要がございます。また、金属探知機自体にも発する電磁波をはじめ性能に差がありますので、定評のある機器を使用したいものです。
ボディーチェックは、体に接触する必要があるため、性別での抵抗を感じられる方も中にはいらっしゃいます。
私たち、ギャレットジャパン株式会社は、なるべくこれらの問題点を解決すべく、高性能のハンディー型及びゲート型金属探知機等のレンタル、設置、運用、警備、撤収を日本全国でさせていただきます。
レンタルのみ、警備のみも承っております。
数日後に急遽行うことになる場合でも、ご対応させていただきますので、一度ごお問い合わせいただければ幸いです。