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金属探知機と様々な検査機器との併用
入場時において身の回りの金属物以外を検知する警備
この頃は、身の回りの金属物以外を対象とした検査を要請されることが増えてきております。これは、より効率的に安全や安心を確保するという側面もございます。
ここでは、金属探知機と併用して荷物や体表温度などを確認する場合の設置や運用について、弊社がお取り扱いしている機器を中心にできる限り紹介いたします。
サーマルカメラ(サーモグラフィー)
この頃の社会情勢にかんがみ、病気による発熱を確認するため、サーマルカメラ(サーモグラフィー)を設置して、体表温度を検査するという事例が増えております。サーマルカメラには様々な形状の機器がございますが、大まかに以下の機器で検査を行うことになります。そして、金属探知機と併用するときの設置例について大まかに紹介いたします。
ドームカメラ型
ドームカメラ型のサーマルカメラは、大型のモニター(記録する場合はレコーダーも)をスタンドなどに取り付けることにより、一度に多くの人を確認することができます。ただ、金属探知機の周辺は、間仕切りやパーティションで区切られて狭く、金属の探知と同時に検査しにくい場合が多いです。
したがって、
- 設置用の場所
- 確認するための検査員(警備員)
タブレット型
タブレット型のサーマルカメラは、ポール型のスタンドなどに取り付けることにより、一人一人確認することができます。また、本体の幅も狭く(約30cm)、比較的場所を取らないので、金属探知機のそばに設置して、
- 体表温度を測定する
検知者の方に顔をタブレット部分に近づけるよう促します。発熱の疑いがあれば、体温を体温計で測定するなどの対応を行います。
- 荷物を置く
お手回り品をトレイなどに置いていただきます。
- ゲート型金属探知機を通過する
通過後、金属の反応がすればハンディー型で検知する、なければ荷物を取って進んでいただくなどの対応を行います。
サーマルカメラで測定する場合において
体表を測定するという特性上、一般的な体温計で計測される体温とは異なります。そして、計測によりウィルスの感染を判断するものではないので、サーマルカメラによる測定で発熱の疑いが出た場合、体温計での再検温や医師の診察が必要になります。
X線探知機
手荷物やスーツケースを、X線が照射しているトンネルに通過させ、その中身をおおむね3色で色分けして確認することができる検査機器です。空港や一部の大使館など、特に危険物の流入を阻止しなければならない施設で使用されています。
一般に、お客様が一度に入場される会議、式典、イベントなどでは、前提として手荷物などを、事前に会場などに持ち込ませない、持参させないようにすることが多いです。
ただ、手荷物などを持ち込むことが許可され、なおかつその中身を確認することが必要になる場合、以下の通り設置することになるでしょう。
手荷物用
X線探知機の両サイドに長机やローラーコンベアなど荷物を置く場所を確保し、それらをコンベアの両サイドにベルトから数cm離し設置します。金属探知機は、X線探知機のそばに設置できますが、おおむね30cm前後離すことが望ましいとされています。
というのも、接近しすぎるとX線探知機と磁気の干渉をし、正常に動作しない場合もあるからです。
X線探知機と金属探知機を余り離しすぎると、その間を入場者の方が通り抜けようとする場合がございます。
スーツケース用
入場者の方との動線を考え、スーツケースを預かるブース、スーツケース用のX線探知機とそれを返却する場所を設置し、- スーツケースを預ける
- 中身をX線探知機で確認する
- 返却場所で返却
という形にする場合が多いです。
ただ、場所がなければ、金属探知機のそばに設置をするという場合もございます。
金属探知機等のレンタルと警備、オペレーションまで
これらを円滑に遂行するためには、ハード、ソフトをうまく組み合わせて運用する必要がございます。また、金属探知機自体にも性能の差があり、円滑に進めることができるカギの1つになります。
また、ボディーチェックの際は、ハンディー型金属探知機を体にかなり近い距離まで近づける点から、性別での抵抗を感じられる方も中にはいらっしゃいます。
私たち、ギャレットジャパン株式会社は、なるべくこれらの問題点を解決すべく、高性能の金属探知機等のレンタル、設置、運用、警備、撤収を日本全国でさせていただきます。
レンタルのみ、警備のみも承っておりますので、一度ごお問い合わせいただければ幸いです。