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IP54、IP55、IP65、66、67、68等の違いについて

防水アイコン
金属探知機などの機器がいかに丈夫かということを証明するIP規格につき、ご質問をしばしば頂戴いたしますので、表示されている数値に限定して申し上げます。

IPとは、国際電気標準会議(IEC)によって等級ごとに分類された防水防塵規格で、日本でも日本工業規格及び社団法人・日本電機工業会により規格化されています。

次に、IP以降の数字ですが、
 
1番目
人体・固形物体に対する保護いわゆる防塵の等級
 
2番目
水の侵入に対する保護いわゆる防水の等級です。なお、等級は検査方法と保護の程度

により決められています。

まず、異なる1番目の
「5」は
テスト方法 機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の量の粉塵が内部に侵入しない
保護の程度 粉塵からの保護
とされており、
「6」は
テスト方法 粉塵の侵入が完全に防護されている
保護の程度 完全な防塵構造
とされています。

次に、同じ2番目の
「4」は
テスト方法 300~500mmの高さより全方向に10ℓ/分の放水を10分実施
保護の程度 いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない
「5」は
テスト方法 3mの距離から全方向に12.5L/分・30kpaの噴流水を3分間噴きつけ
保護の程度 いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない
「6」は
テスト方法 3mの距離から全方向に 100L/分・100kpaの噴流水を3分間噴きつけ
保護の程度 いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない
「7」は
テスト方法 水面下・15㎝~1m、30分間水没させる
保護の程度 既定の圧力、時間で水中に没しても水が浸入しない
「8」は
テスト方法 関係者間で取り決めた数字「7」より厳しい条件で継続的に水没させる
保護の程度 潜水状態での使用が可能
とされています。


以上の点に基づき、簡単に申し上げますと、IP68その次にIP67が防水の性能で、IP65、IP67及びIP68が防塵の面で性能が高いということになります。

また、IPX4などの様に、"X"が明記されている場合は、その部分についての試験は省略しているという意味です。
例えば、IPX4など、Pと数値の間にXがある場合は防塵性能について省略しており、IP5Xなど、数値の後ろにXがある場合は防水性能について省略していることになります。
有害な粉塵を防ぐ必要がない機器の場合は、防塵の部分がXになっている機器が多く、水滴などが付着しないような環境で測定する機器は、防水の部分がXになっている機器が多いです。

しかし、試験上における結果であるため、自然条件下(屋外の自然環境や工場等における屋内の特定環境)での使用に対して、製品の保証をするものではないことをご留意ください。


(2022年1月26日のブログにIP54の条件に該当するテスト方法及び保護の程度を加筆、補正しました。)
2022年04月08日 16:00

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