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サーチコイル型金属探知機の機能-鉄識別
ギャレットのサーチコイル型金属探知機は、検知した金属物の電気伝導率を内蔵されているマイクロチップにより算出します。
そして、その数値に基づいて本来探知したい金属物ではないことが多い鉄を識別する機能が強化されています。
それにより、鉄を検知した場合の独特な検知音や鉄の検知そのものをしないことなどにより、貴金属などの検知をしやすくすることが期待されます。
ただ、鉄の中に小さな貴金属が紛れている場合があります。したがって、あくまでも鉄の成分が多い土壌などで、探知効率を上げたい場合にご利用いただくのがいいかもしれません。
鉄識別音
ギャレットの金属探知機が反応した金属物が鉄系統の金属である場合、貴金属などとは違う検知音を鳴らす機能です。音の違いにより、他の場所の探知を行うか、掘ってさらに調べなおすかの選択を行いやすくします。
対応機種
この機能が搭載されている機種は、以下の通りです。エースシリーズでの鉄識別
以下のギャレットの金属探知機であるエースシリーズは、探したい目的物に応じて識別モードを選択することにより、おおまかに鉄の検知をさせなくするする機能があります。なお、全てのエースシリーズにおいて搭載されている識別モードは、
- コイン(COIN)
主にコインや貨幣の材質であるニッケルや銅などを検知
- ジュエリー(JWERLY)
主に宝石の材質である金、銀、銅などを検知
あと、一部機種には遺跡で埋葬されていそうな金属物を検知するレリクス(RELICS)やアメリカのコイン限定のUSコイン(US COINS)があります。
対応機種
この機能が搭載されている機種は、以下の通りです。ATシリーズでの鉄識別
以下のギャレットの金属探知機であるATシリーズは、ターゲットIDで表示される数値に連動させて、おおまかに検知した金属物が鉄であることを知ることができる機能があります。ターゲットIDにある数値で、0~40はおおむね鉄とされています。
そして、探知された金属物の数値が0~40である場合、鉄の検知そのものをしない、または通常と異なる検知音を出力するようにすることが、ATシリーズにおける鉄を検知させなくする機能となります。
鉄検知の除去
「IRON DISC」と書かれた場所にあるマイナス(-)とプラス(+)のボタン(鉄識別ボタン)を押すと、それと連動して液晶画面にある「IRON DISC」の上部の数値が上下します。
数値が40(一部44)に近ければ、より鉄を検知させなくし、0に近ければ、鉄も検知させることができます。
繰り返しますが、探知エリアによっては鉄の中に肝心の貴金属が混入している場合がありますので、探知の優先順位を決めるなどご自身でルールを確立させて上で、この機能を使用して下さい。
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鉄を識別する数値
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鉄識別ボタン
鉄識別機能の使用例
土に穴を開け、実際に鉄のネジを埋め、AT PRO インターナショナルで鉄識別機能を使い、検知させなくした動画を以下で公開しております。ただ、周囲の状況により結果が異なる場合もございますので、ご参考にてお願いします。
対応機種
この機能が搭載されている機種は、以下の通りです。ゴールドマスター24kでの鉄識別
ゴールドマスター24kは、ボタン一つでおおまかに鉄の検知をさせなくする機能があります。釘と斜線が引かれている丸が組み合わさっている画像のボタンを押すと、大まかに鉄の検知そのものをしなくなります。
また、ATシリーズと同様に鉄の識別度合いを調節することも可能です。