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ゲート型金属探知機の比較
ギャレットジャパンがお取り扱いのギャレット社製ゲート型金属探知機は、米国内外の主要空港や、スポーツなど世界各地で開催される大規模なイベントで使用され、セキュリティー用金属探知機として世界中にその名を知られています。
常に技術革新と世界中の顧客サービスを取り込み続けているこれらの金属探知機ですが、実際どれを選べばいいか迷われる方も少なくありません。
ここでは、その相違点を紹介させていただきますので、ご参考になれば幸いです。
お取り扱い機種
お取り扱いの機種は、以下の2種類です。-
Multi Zone（以下マルチゾーン） -
PD6500i
概要
マルチゾーン
ナイフや携帯電話などの金属物の持ち込みが法的に規制されていない場所で、これらを検知するために最適化された仕様になっています。すぐにセットアップできるように、設置する場所や内容に応じたプログラムを選択することができます。
PD6500i
スマートホン、ハードディスクなどの精密機器やナイフなどの危険物など、マルチゾーンで探知できる金属物は、もちろん全て探知することができます。そして、米国運輸保安局（TSA）などの公的機関による国際的なセキュリティー基準を満たしているため、空港や法執行機関など持ち込みが法的に規制されている場所でも設置することができる仕様になっています。
金属物が検出された場所をより細かく特定することができたり、入場者が金属探知機を通ることができるか否かを一目でわかるように、ピクトグラム形式で表示されています。
共通点
共通点は以下の内容が挙げられます。- 全自動での電源切替
電圧：100～240V
周波数：50または60Hz
再配線、切替、調整が不要です。 - 感度調節
0～200段階 - パネル部分の構造
傷や擦り傷に比較的強いラミネート加工 - コントロールボックスの覆い及び化粧板の素材
頑丈なアルミニウム - 入場者の通過人数表示
入場者のみ、退場者のみ、入場者から退場者の減算、入場者と退場者の加算の4種類 - 防水防塵の規格
IP55及びIEC529
設置場所や用途
危険物とされる金属物やスマートホンやハードディスクなどの機器の持ち込み、持ち出しを防ぐためのゲート型金属探知機ですが、公的機関の認定状況により以下がおすすめです。
マルチゾーン
学校、スタジアム、オフィスビル、ナイトクラブ、娯楽施設、イベント、コンベンションや式典会場、工場など、主に法的に設置が定められていない場所PD6500i
マルチゾーンで記載の場所はもちろんのこと、空港や港湾などの公共交通機関、裁判所、検察庁、刑務所、拘置所、警察署などの法執行機関、その他官公庁など全ての場所したがって、PD6500iの方が汎用性が高く、どのような場所や用途でもお使いいただけます。
サイドパネル間の送受信方向
金属探知機は、金属物を検知するのに送信機としてのパネルから受信機としてのパネルへ微弱な磁波などの受け渡しをしています。以下はその方向の比較です。
マルチゾーン
単一方向
PD6500i
双方向
PD6500iは、両側のパネルに送信機、受信機両方の機能があるので、検知能力がマルチゾーンより高くなります。
周波数の調整
ギャレット社の金属探知機は、本来約5cmの間隔で2台並べても検知を行うことが可能なぐらい磁気が調整されています。しかし他社メーカーの金属探知機、X線やモーターなど磁気の強い機器が近くにあると、干渉を起こしてしまい誤作動が起きる可能性が高くなります。
この場合、これらの機器からできるだけ離して使用するのが最も望ましいのですが、不可能な場合には機器本体から発する周波数を調節することにより、誤作動を抑えることが可能な場合があります。以下はその調整形態になります。
マルチゾーン
自動での調整
PD6500i
自動並びに手動での調整
PD6500iは、本来の周波数の増減に加え、パネルの送受信機能の入／切を行うことにより細かく周波数の調整を行うことができます。
検知確認位置数
ゲート型金属探知機は、金属物を検知すると、パネルの出口側にあるLEDライトが光ることにより金属物の位置を知らせます。
マルチゾーン
上下20か所
左右両側のLEDライトが同時に発光
PD6500i
33か所(左右3か所×上下11か所)
左右は、左、両方、右のいずれかでLEDライトが発光
入り口側のライト
ゲートを通過する際に、LEDライトで入場者に通過を可否を知らせることができます。
通過可能な場合は緑色、お待ちいただく場合は赤色が点灯します。
マルチゾーン
左側のパネルにドット形式でお知らせします。
PD6500i
両側のパネルにピクトグラム形式でお知らせします。
検知プログラム
例えば空港、工場もしくはイベントでは、検知したい金属物と検知しなくてもよい金属物に違いがございます。
ギャレットの金属探知機は、早期に運用できるように、場所や用途に応じたプログラムが組み込まれています。以下はそのプログラムの数です。
マルチゾーン
15種類
PD6500i
20種類
管理者の設定
ゲート型金属探知機には感度調節などの設定を、限られた人のみが管理者として行うことができる様にすることが可能です。マルチゾーン
パスコードの入力
PD6500i
鍵による物理的なロックとパスコードの入力
タッチバッド
タッチパッドの外観と特徴です。マルチゾーン
電源のオン／オフ、カウンターや設定に関する通常のキーに加え、スライドバーによる感度や音量の直観的な増減
PD6500i
電源のオン／オフ、カウンターや設定に関する通常のキーおよびゲート内における金属検出の強度を表すバーグラフ
